知っていますか?シャトルが出来るまで

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╋■┛ シャトルの基本知識
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今回はバドミントンにとって切っても切れない関係のシャトルについて、

みなさんと一緒にお勉強したいと思います。

知っているようで意外と知らないシャトルの秘密。

まずは基礎知識から

1、原毛の種類  アヒルかガチョウ

2、原毛のランク  特急・1級・2級・3級・・・・

3、コルクの種類  天然コルクか合成コルクかその合体

4、完成グレード  検定球か練習球 

こんな感じで高級シャトルから格安練習球まで色んな種類があります。

今回は一例として、オリジナルシャトルが産まれるまでの経過を公開します!

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╋■┛ オリジナルシャトルが出来るまで
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まず、見た目で先入観を持たないように無印にして、数種類のグレードの

違うシャトルを準備します。

どれが高級シャトルか見た目では判断出来ません。

実際に打ってみて、打感や耐久性をテストします。

私の感覚に基づき、H→D→A→C→B→E などと評価します。

羽根はガチョウが高級で丈夫。アヒルは安くて壊れやすいです。

また特級は一種検定球、1級は二種検定球、それ以外は練習球です。

しかし、この状態では何が何だか・・・分かりません(汗)

次にコルクを見ます。

今回はすべて、天然と合成の二層コルクでした。

打感が「重い」「軽い」というのは、このラケットの当たる部分のコルクの

材質の違いによるものが大きいです。

このような手順を踏んで、新しいオリジナルシャトルが産まれます。

以下は、現在販売中の「ザ・部活」シャトルの原毛とコルクです。

いままでのアヒルから黒ガチョウに変更しました。

黒ガチョウは通常のガチョウより羽根が丈夫です。

また片羽根を使用することでコストダウンを図っています。

コルクはラケットに当たる部分を天然コルクにすることで、打感を

良くしています。

このように、ひとつのシャトルが産まれるまで、約6か月くらいの期間を

かけて色々なテストを実施します。その中で価格と品質が釣り合う

ものをピックアップし、工場と生産計画を相談します。

同時にパッケージのデザインも制作しながら何度も商談を重ねます。

そしてようやく形になったシャトルがこちらです。

「ザ・部活」は、主にジュニアチームや中学生の部活用に開発したモデルです。

極限までコストダウンを追求し、かつ飛行性能も重視しました。

上級者の男性がバシバシ打つと正直壊れやすいですが、予算の少ない

ジュニアチームには持ってこいでしょう。

月間600ダース程度、全国の学校様を中心に出荷しています。

ぜひ一度お試しください。1ダースからばら売りしています。

オリジナルシャトル「ザ・部活」 1,499円+税

http://www.ganbaranai-bad.com/fs/ganbaranaibad/sh_201/shu_bukatsu

 

いかがでしたが?

シャトルひとつとっても色々な種類があり、完成するまでの苦労もあります。

半面、工場から送られたサンプルを試打して、価格順を当てるのも楽しいです。

みなさんもいちど、色々なシャトルを準備して、コルクシールをはがしたものを

打ち比べてみてください。

さぁ!どれくらい当たるでしょう??

さすがY社の検定球や~~。って思っていたものが、シールはがすと違いが

分からなかったり(笑)

結構楽しいゲームですよ!