バドミントンシャトルの選び方をご紹介します。

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バドミントンシャトルの選び方

羽根

バドミントンシャトルイメージ

羽根(羽)またはシャトルコックとも呼ばれますが、正式な名称は「シャトル」です。

そもそも、シャトルってどういう意味でしょうか?

シャトルバスなどという言葉にもあるように、シャトルとは「往復するもの」という意味がある
ようです。

私は空振りが多いので、往復しません・・・っていうギャグはおいといて(笑)

シャトルにも規定があり、16枚の羽根を取り付けたものとなっています。
また羽根のサイズは、先端から台の上まで、62mmから70mmの範囲の同じ長さでなければ
いけません。

羽根の先端は直径58mmから68mmの円形になるようにし、台の直径は25mmから28mmで、
底は丸くするとされています。
また、シャトルの重さは、4.74gから5.50gと規定されています。

シャトルの羽根の材質には、天然素材から作られたものと、合成素材のものとがあります。
天然素材のものは、主にガチョウかアヒル、またはその合成によって作られます。

一般的に競技用のいわゆる試合球には、ガチョウの羽根が使われます。
日本バドミントン協会の一種検定球は「ガチョウ」の羽を使用していること。
と規定されています。

と言うのも、ガチョウの羽根は、アヒルのそれよりも丈夫で耐久性にも優れているからです。

一方、練習用には、比較的安価なアヒルの羽根が使われます。
ただし、見た目は、アヒルの羽根のほうが真っ白で綺麗に見えたりします。
まれに初心者は、白く綺麗な羽根イコール上質な羽根と勘違いする人もいるようです。

コルク

次に、シャトルのコルクの部分の説明をします。

コルクの材質も色々とあって、メーカーによって、グレードによって様々な工夫がされています。

大きくは、天然コルク・人工コルク・圧縮コルクなどがあります。

コルク:オリジナルシャトルブルー
オリジナルシャトルグリーン
コルク:アウトレットシャトル
アウトレットシャトル
コルク:ニューオフィシャル
ニューオフィシャル
コルク:トレーニング
トレーニング
コルク:ラリーマスター
ラリーマスター
コルク:ラリーマスター2
ラリーマスター2
コルク:スタンダード
スタンダード
コルク:スタンダード2
スタンダード2

打球感はやはり天然コルクが音も良くて気持いいと感じます。

接着剤とかがり糸

シャトルはすべて羽根の軸の部分に2本の糸で固定されています。
シャトルの円形が崩れたり、バラバラにならないためのものですが、この糸に絡み付いている接着剤にも秘密があるようで
す。

それぞれのメーカーで研究され、接着剤の成分は企業秘密のようです。
たかが接着剤というなかれ。
これがシャトルの耐久性や飛距離などに大きく関係してくるようです。

かがり糸については、機械が16枚の羽根を順次かがっていきますが、最後の糸を結ぶ作業は人の手によってされていま
す。

作業員が糸を結ぶ様子はまさに職人技で1秒とかからず処理してしまいます。

シャトルが出来るまで

ここで実際にシャトルがどのように生産されているのか、写真と共にご紹介しましょう。

ここでご紹介するのは、業界でも珍しく一貫して自社工場で生産しているメーカー。 RSLさんの生産風景です。

現在RSLさんはシャトル業界上位のシェアーを持っています。 RSLジャパンさんの許可をいただき、多数の貴重な写真を
公開することができました。

さて、シャトルは水鳥の原毛という自然の原材料から製品を作ります。 ですから、手作業による工程が非常に多く、生産者
の熟練の技が要求される作業となります。 また、完成までには30以上の工程があり、どの段階においても最新の注意が必
要です。

まず、説明するまでもなくこれは「ガチョウ」ですね。
各メーカーともガチョウ農家と専属契約や提携して羽根を調達しています。

決してシャトルを作るたびに、狩りに出かけているわけではありません(笑)
(本当に私の友人はそう思っていたらしい・・・)

ガチョウ

これは、原毛を選別しているところです。
形・大きさ・カーブの角度など品質・サイズ・外観により一枚一枚選び分けます。

ここで品質のすぐれたものだけがシャトルコックとして使われます。

原毛を選ぶ

これは「パンチング」といってシャトル用に羽根をカッティングしているところです。

一枚の原毛の特定部分をカットする工程は、大変精巧な技術が必要です。

原毛カット

パンチングされた羽根を、その曲がりの角度・外観・品質により64種類に分けます。分けた羽根は、シャトルの適正な飛行性能を生み出すために計算され、コルクに埋め込まれていきます。

人間にも右手・左手があるように、鳥にも右羽根・左羽根があります。ひとつのシャトルには、決して右羽根と左羽根を混ぜません。

右羽根16枚か左羽根16枚のどちらかで作られます。

プロが見る

次にこうして、コルク部分に羽根が埋め込まれ、徐々にシャトルらしい形になってきます。そして羽根の適正な角度・位置の調整を行い、かがり糸を巻きつけます。

かがり糸は羽根を固定するために上下二段に取り付け、その上から特殊な接着剤を刷毛で丁寧に塗っていきます。

この作業により、シャトルがグラグラしたりせず飛行が安定するのです。

秘密兵器工場

こうして完成したシャトルの内側にラベルを貼り付け・・・。

ラベル貼り

グリーンのテープを貼り付けて・・・。

テープ貼り

もういちど品質をチェックします。

品質チェック

そして最後に飛行テストです。分かりにくいですが、奥に見える機械が飛行テストをする機械です。もちろんすべてのシャトルに対して飛行テストが行われます。

あ!決して奥に立っている人が一球一球手で投げているのではありません。 機械が一定の力で「スパーン!スパーン!」と次々にシャトルをはじき出しているのです。 それを手前の人たちが目視しているわけですね。

飛行テスト

こうしてすべての工程において合格したシャトルは、各アイテムごとのパッケージに収められ、世界各国へと出荷されていきます。

世界へ出荷

番号

シャトルには、それぞれスピード番号があり、季節によって使い分けます。

1番から5番までの番号があり、数字が大きくなるに従って、飛びやすくなります。

シャトルは、気温が高いときはよく飛び、逆に気温が低いと飛ばなくなります。

ですから、夏場は飛びにくい2番などを使用し、逆に冬場は飛びやすい5番などを使用します。
また気圧にも影響を受けます。

山間部などの標高の高い場所では、シャトルはとく飛びます。
ですので、冬でも3番を使ったりします。

長野県や山梨県では2番3番を使用することが多いようです。
また、余談ですが北海度は寒いので、5番が多く使われると想像しがちですが、実は冬場の北海道の体育館はしっかりとボイラーが入っていて、けっこうあたたかく保たれています。
ですので、4番でも大丈夫な体育館も多いようです。

まぁちょっと考えれば、真冬の北海道で暖房なしで体育館にいるなんて、バドミントンどころではないでしょうね。

1番 2番 3番 4番 5番 6番
夏用33℃以上 夏用27℃〜33℃ 春秋用22℃〜28℃ 春秋用17℃〜23℃ 冬用12℃〜18℃ 冬用7℃〜13℃

価格

価格は、安いもので1球100円程度からあり、高級品では1球400円程度するものもあります。
購入単位は、ダースで、通常12個入りの筒状のケースに入って販売されています。
初心者で練習用に購入するのであれば、1ダース1,500円〜2,000円程度のものを購入するのがよいでしょう。

ただし、シャトルは消耗品なので、練習中にボロボロになります。
羽根が折れたり、ちぎれたりして、まっすぐ飛ばなくなったり、変に回転したりしだすと交換したほうがよいでしょう。

初心者は、ラケットのスイートスポットで、正確にシャトルのコルク部分をヒット出来ないので、余計にシャトルが痛みやすいです。

ラケットのフレームで、ガシャっと羽根の部分を打ってしまうと、さすがにシャトルは一撃で破損してしまいます。
最初は、シャトルの消耗も早いでしょう。

上達のための投資だと思ってシャトルを使ってください。

出し方としまい方

シャトルを筒から出したり入れたりするときは必ず一方通行で行ってください。
逆方向から出し入れすると、羽根が逆立ち変形してしまう恐れがあります。
またシャトルは非常に壊れやすくデリケートなものです。
取り扱いには注意しましょう。

出し方としまい方

保管

また保管は、風通しのよい室内で保管し、コルクを下にして筒を立てた状態で保管しましょう。
筒を寝かすとシャトルが変形する原因にもなりかねません。

同時にキャップはしっかりと締めます。
乾燥しすぎると壊れやすくなります。

夏用、冬用に購入したシャトルは使いきってしまいましょう。
来年まで持ち越すと水分が飛んで耐久性が悪くなります。

夏場に車のトランクに入れっぱなし。というのは最悪です。
面倒でも練習から帰ってきたら車から降ろしてください。

裏話

シャトルの筒に張ってあるあのシール、ご存知でしたか?

検定球認定シール
日本バドミントン協会の検定球認定シール。

検定球といわれるシャトルは全て日本バドミントン協会に提出し、品質チェックを受けて、第一種、第二種検定球と認定してもらっているのです。

あなたが、高い検定球を買うと、筒のフタの部分に金色か銀色の細長いシールが貼ってあるのを見たことがありますよね。

金色のシールには「第一種検定合格証 水鳥シャトル」(財)日本バドミントン協会
銀色のシールには「第二種検定合格証 水鳥シャトル」(財)日本バドミントン協会

と印刷されています。
実はあのシールは日本バドミントン協会にお金を払ってシャトルメーカーさんが買っているのですよ!

金色のシールは1枚50円
銀色のシールは1枚30円

なんですよ。
もちろんシールの他にも認定料もかかりますがね。

第一種検定合格証
日本バドミントン協会が主催する大会(全国大会・国民体育大会等)およびその予選大会で使用できるシャトル

第二種検定合格証
日本バドミントン協会の加盟団体(各都道府県・市町村協会や連盟)が単独で開催する大会で使用を認められているシャトル

よって金色のシール、銀色のシールがあってある検定球はどうしても値段が高くなってしまいます。

シャトルの選び方

いつも新しいシャトルで練習できたら気持ちもいいし、また高価なシャトルほど打球感も良くて長持ちします。

逆に、安価なシャトルはコストパフォーマンスには優れていますが、やはり打球感も頼りなく、 練習で使っていてもすぐに羽根が折れたりするので頻繁に交換しないといけなくなります。

結局、高くついてしまったりします。

もうひとつ忘れてはならない点があります。

良いシャトルを使って練習することは、バドミントンの上達にも関係してくるということ。

使い古して変形してしまったシャトルや、羽根の折れたシャトル、何度も打って羽根が毛羽立ったり、短くなったりしたシャトルを使って練習していませんか?

予算が少ないのは理解できますが、ボロボロのシャトルでは、微妙な力加減がつかめなくなります。

特にカットやスピンネットなどの回転系のショットは練習にならないでしょう。
また、スマッシュを打てば猛スピードが出て、クリアーを打てば、ホームラン。
みたいなことにもなりかねません。

クラブの予算と技術、練習量などを考慮し最適なシャトルを選んでください。

こればかりは、色々なメーカーのものを試さないと分かりません。
良いシャトルに巡り会えれば、練習も楽しくなり技術もアップすることでしょう。

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