バドミントンを頑張らずに上達する練習方法を学ぶ講習会を実施。

バド研マスターが教えるバドミントンシャトルの選び方

ラケットの規定サイズやおすすめの素材は?

ラケットはその大きさが規定されていて、
フレームの全長が680mm以内、幅は230mm以内とされています。
素材は、昔は木製が主流でしたが、現代ではカーボン繊維を中心としたものが多く、チタンが使われていたり、アルミ製のものもあります。
グリップ部は、木製で作られていて、上から合成レザーのテープが巻かれています。
しかし、グリップをそのまま使う人は少なく、たいていはグリップテープを巻いて使用します。
グリップテープにも種類があり、主にポリウレタン製のものと、タオル地のものとがあります。
それぞれ好みで使い分けるとよいでしょう。

初心者が始めて買うラケットの価格とは?

さて、ラケット選びの本題ですが、ラケットの価格は、安いものはホームセンターで売られている1,000円程度のものから、競技で使用する20,000円以上するものまであります。 初心者がまず初めてラケットを買うなら、せめて5,000円程度以上のものを選んでもらいたいと思います。 出来れば、オールカーボン製のラケットが好ましく、安価なアルミ製や鉄製のラケットは、重くて扱いが難しく、力もなくシャトルを効率的に飛ばすことが出来ない初心者にとっては、上達を妨げる原因にもなりかねません。 最悪、肩や手首を傷めてバドミントンの楽しさが半減してしまうかもしれません。

バドミントンラケットの専門用語

次にバドミントンラケットを選ぶにあたっての、専門用語を解説します。 はじめての方にとっては、訳の分からない用語がたくさん出てきて、余計に迷ってしまうケースも多いです。 用語を理解した上で、 メーカーカタログなどを見ると分かりやすいと思います。

【スイングバランス】

スイングバランスとは、ラケットを振った時に軽く感じるか重く感じるかという目安の数値です。 数値はバドミントンの場合、65~80ぐらいがほとんどで数値が小さいほど振り抜きが軽く感じ操作性もよくなります。 高いと重く感じますがインパクト時のパワーが強いので重いスマッシュを打ちやすくなります。 ただしバドミントンラケットは、どのメーカでも製造される際、手作業による工程がたくさんあります。 同じラケットでも誤差が出るのは仕方ないことです。 ですので、同じシリーズのラケットを買ったのに感じが違うってことも当然ありえます。

【シャフトのやわらかさ】

ラケットはシャフトの柔らかさが飛びを左右します。 打ったときの感触にも影響を与えます。 一般的に「しなり」とか「柔らかさ」または「フレックス」と表現します。

硬いラケットは、シャフトのしなりが少なくメリットは面の安定感がよいことです。 パワーがそのまま伝わるのでハードヒッターに向いています。 シャトルの球離れが早いのでスイングスピードのある人が使うと速いスマッシュが打ちやすくなります。 逆にデメリットはシャトル離れが早い分、タイミングの取り方が難しくフレームの力を頼りにできない部分があります。 一方、柔らかいラケットは、シャフトのしなりが大きくシャトルをヒットした時、ホールド感が良くて、しなった反動でより遠くに飛ばすことが出来ます。 また球持ちがよい分、タイミングが取りやすいのでジュニアや女性、初心者にも使いやすくなります。

【重さ】

ラケットの重さの表示には「U」の記号を使います。数字が大きくなるほど軽くなります。

表示記号 5U 4U 3U 2U
重さ 約75-80g 約80-85g 約85-90g 約90-95g

わずかな違いのようですが、実際に振ってみると全然感じが違うのがわかると思います。軽いラケットは操作性がよく、年配者や女性でも疲れず楽に扱えます。ダブルスで素早いラケットさばきや前衛でのデリケートなショットには向いています。

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一方、重いラケットは軽いものと同じスイングスピードで打った場合、シャトルの沈み込み、重さが出やすく、破壊力のあるスマッシュが打ちやすくなります。若くてパワーのある元気な選手にはぴったりです。

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若くて筋力のある選手だとこういったラケットもいいかもしれませんが、初心者の方が使うと使いにくく感じるかもしれません。

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【グリップサイズ】

「4UG5」の最後の「5」というのがグリップサイズです。 数字が大きくなるほど細くなります。 主に「4」「5」「6」が使われています 最近では、「5」のみのラケットも多いです。 細めのグリップは、上からグリップテープを巻くことで太くできます。 また、グリップテープを巻かずにそのまま使う選手も、ほとんどいないので、 少し細めのグリップでも問題ないと思います。 グリップの太さによる操作性の違いは下記の通りです。

細いグリップ 太いグリップ
手のちいさい人向け。操作性がよくて、グリップの持ち替え(フォア・バック)がしやすく、細かいワザを大切にするテクニシャンタイプ 手の大きい人向け。パワーが伝わりやすく、攻撃的なスマッシュが打ちやすい。パワーヒッター向け。グリップを太くするとラケットヘッドが軽く感じられます。

【ガットのポンド数】

ガットのポンド数の表

【グリップテープ】

グリップテープは「タオル地」「ドライタイプ」「ウェットタイプ」があります。それぞれ特徴がありますが、今主流は「ウェットタイプ」でしょうか?

私は、まずアンダーラップを巻きます。

これは、はがした時、下地のグリップが汚れないためです。

同時に若干のクッション性も出ます。

次に、グリップテープをグリップエンドからスタートする形で巻いていきます。伸びますので少し引っ張りながら、重ねて巻き上げるとよいでしょう。

最後に、付属のテープを貼り付けて完成です。

【ラケットの寿命】

正確には寿命とは言えないかもしれませんが、金属疲労による劣化が起こります。 今はカーボン素材が主流になっていますので、使っているうちにだんだんとカーボンの反発力がなくなってきます。 いわゆる「へたり」がくるわけです。 それを寿命と判断しないのなら、折れるまで使い続けることは可能ですね。 金属疲労を考えると、週に2~3回の練習で、2~3年で買い替えの目安。 毎日のように練習する学生さんなら1年ほどで、へたってきます。 クリアーが飛ばないとお悩みの方、ひょっとすると5年も6年も前のラケットを使い続けていませんか? お友達の新品のラケットで一度打たせてもらったら? えっ?ってなるかもしれませんよ・・・・

最近のラケットって

最近のバドミントンラケットの動向と私の考えるところを少し書かせてください。
お読みいただいたうえで、様々なメーカーのバドミントンラケットをご検討していただきたいと思います。
私の個人的な意見ですが、今流行のラケット。特に有名メーカーの2万円以上するものを使いこなせるプレーヤーは、日本 でも一握りのトップ選手だけだと思います。
彼ら(彼女)は、メーカーのシリーズの最上級のラケットに、30ポンド近いテンションでガットを張って使っています。
残念ながら、同じようには我々市民プレイヤーが真似出来ないと思います。
彼らとは、身体能力、パワー、ヘッドスピード・・・
全てが桁違いに違います。 だって、
「キャ~かわいい」
って、言われている女子選手でも、片足スクワット100回とかやるんですよ!
おまけにウェイトジャケットと言って、鉛が入ったジャケットを着て、バドミントンの 練習をしたりしています。
そんな鍛え抜かれた一流選手と同じようには到底出来ません。
一般的な中高年のプレイヤーや初中級者が彼らと同じラケットを使い、同じテンションでガットを張ると・・・・
まず、シャトルが飛びません。
そしてコントロールがつきません。
最後に、肩が痛くなります。
そんな経験をされた方々を今までたくさん見てきました。 そんな意図から私が開発したラケットが「comfort」シリーズです。

お客様の声には理由があります

当研究会のラケットをお使いになった方々が口々に、
「クリアーが飛ぶようになった」
「レシーブが遠くまで届くようになった」
と言われるのには、ちゃんとした理由があるのです。
初心者でヒットのコツがイマイチ会得できていない方。
中高年でパワーや体力がない方。
そんな方でも、楽にシャトルが飛ばせるように、ラケットヘッドを軽くし同時にシャフトを柔らかくしました。また素材は反発力の高いナノカーボンを採用しました。 そんな私の想いを理解していただき、そうだ!と共感いただける方に是非使っていただきたいと思います。 逆に、力が有り余っている人。 バドミントンはパワーで勝ち進むものだ! と考えていらっしゃる人には、残念ながら私が企画したラケットは合わないと思います。

そんな思いを持っている人に使っていただきたいと思います。このサイトをご覧のあなたが、ご自分に最適なバドミントンラケットに巡り会えることをお祈りしやみません。

頑張らないバドミントン研究会
代表 須田祥充

もっと強くなりたいあなたは!

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